世界一簡単な子育て方法

こんにちわ。助産師まぁみいです。

このブログでは、子育てに役立つ情報をお届けしていきたいと思っています。

Mamys-coco助産院は「こころとからだのてあてサロン」です。そこで、何故私が、「てあて」にこだわるか、その理由について書いていきます。

皮脳同根(ひのうどうこん)って何だ?

医学や美容の世界には、皮膚と脳(心)は同じ根っこから出来ているという意味の「皮脳同根」という言葉があります。

もともとは人間の生命の始まりである受精卵が卵割を繰り返していく際に、細胞は3層の構造に分かれます。外側から外胚葉、中胚葉、内胚葉といい、それらの層は次第に分化して、色々な器官に分かれていきます。実は皮膚と脳は同じ外胚葉に由来します。それが「皮脳同根」の言葉の由来であるとされています。脳のない生物はたくさんいますが、皮膚のない生物はいません。皮膚は脳に匹敵するくらいの情報処理能力を持つ感覚機能を備えています。

確かに、鳥肌が立つ時って、見たものや聞いた音で皮膚が反応するし、高いところから下を見下ろし、足がすくむのも怖いと感じて足が強張りますね。皮膚と脳はつながっていると腑に落ちました。

触れる事の相互作用

皆さんにとって、癒される手触りって何ですか?

サラサラ、すべすべ、つるつる、フワフワ、モフモフ、ムニュムニュ…想像するだけで気持ちいい擬態語ってたくさんありますね。

触れて気持ちいいと感じると、人はリラックスします。リラックスするとオキシトシンやエンドルフィンといった愛情ホルモン、幸せホルモンが分泌され、気持ちが落ち着きます。これが、触れることの癒しです。では、触れられる方はどうでしょう?触れられる方も気持ちいと感じていたら、触れる方と同じホルモンが分泌され、リラックスできます。これが、触れる事の相互作用です。

子育てについての相互作用も同じです。多くの研究者がスキンシップ、タッチングの効果を提唱しています。そのなかで、私がショッキングだった実験があります。

13世紀、神聖ローマ帝国皇帝フリードリッヒ2世が50人余りの赤ちゃんにした実験です。それは、抱っこや目を合わせたり語りかけたりという一切のスキンシップを排除して子供を育てるとどうなるかというもの。結果、十分なミルクを与えられ、生きていくのに必要なお世話を受けていたにも関わらず、1歳のお誕生日を迎えることなく、50人全員が亡くなったそうです。
これは、スキンシップが無かったことによる、成長ホルモンの障害だと考えられています。そして、赤ちゃんが泣くという行為は、言葉が話せない子供の唯一のコミュニケーション法であり、それを無視し続けると、子供の情緒に大きな影響を与える可能性がある。

タッチングは難しく考えないで

「どうやって子供と遊んだらいいかわからない」

ママ達からよく聞かれることがあります。

新生児から2か月、3か月、特に1歳までの子供の発達は目まぐるしいです。昨日まで出来なかったことが、突然出来るようになったり、あんなに夜泣いていたのに、急に6時間寝てくれたり、驚くことが多いです。だから余計に戸惑うのかもしれません。

子供の身体を触って動かして、発する声に反応して、笑顔をみせてあげる
生後2か月からはよく目が見えるようになり、よく笑うようになります。子供とのコミュニケーションにおもちゃや道具はいりません。ただただ、子供が出来るようになった事に合わせて、身体に触れることが、一番の遊びになります。コミュニケーションは相互作用です。ママやパパも一緒に五感を使って、子育てを楽しみましょう。
私の癒しのモフモフ♡

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